2011年02月26日

食感の言葉

 私たちが食べ物を食べるときは5感を使って美味しいと感じとります。5感は視覚、臭覚、聴覚、味覚、触覚を示しますが、その一つの触覚のうちお口で感じる感覚を食感と呼びます。近年食育が多く取り上げられていますが食感を感じるということは食育においてもとても重要です。
 ツルツル、ずるずる、ずーずー、チュリチュルといったらあなたは何を想像いたしますか?もちろんラーメンですね。ではシャリシャリ、キーンキーン、ザクザク,ゴリガリはなんでしょうか?考えてみてください!(答えは最後に)このように日本語の食感を表す言葉は擬音語や擬態語が多く含まれています。
 お口の中でこの食感に一番関係しているのは歯を支えている歯根膜です。歯根膜とは歯と歯ぐき(歯槽骨)とを結びつけている繊維でちょーどハンモックのように歯を釣っています。食感は歯根膜というセンサーで感じ取り脳へ伝達されています。また噛むことで脳の血流量が増えることは多くの研究で証明されています。それだけ食感を感じながら噛むということは脳を満足させるといえます。
 2005年に食品総合研究所において日本における食感の言葉すなわちテクスチャー用語の調査を行っています。仙台、東京、大阪、鹿児島の4カ所から多くのテクスチャー用語が集められ最終的に専門の研究者4名で表現リストを作成しました。なんと日本語は445語の食感を表す言葉があります。英語では77語、ドイツ語では105語、食文化の有名なフランス語は226語、お隣中国語は144語と報告されています。日本語の445語はいかに日本の食文化に食感が多く関係していることをあらわしているといえるでしょう!
 バリッ、パリッ,パリパリ、ばりばり、パサッ、パサつく、ばさばさと是非お家で、外で食事をするときに食感を感じながら味わってみてください。脳はよりいっそう刺激され満足感は大きくなると思われます。まさにお口から健康、満足感が幸福感となり“口福”となるのではないでしょうか。(答えはかき氷です。食感って素敵ですね)
posted by ジュン先生 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記